1歳児

1歳児は成長著しい時期ですが、実際に何ができるのか気になるところですよね。そして親心としては、子どもをサポートしてできることは積極的に増やしていきたいものでしょう。そこで今回は、1歳児ができることと大人の支援のし方について解説します。

1歳児とはどのような時期?

1歳児にはどのような発達の特徴があるのでしょう。できるようになることの具体的な項目も合わせて解説します。

1歳児の発達の特徴

1歳児は、モノをつまむ、つたい歩きやつかまり歩きを始める、映像や音楽に合わせて体を動かすなど自発的に動き回るようになります。そしておもちゃを使うなどの遊びで日常生活の動作や感覚を養っていきます。

さらに、身近な大人とのコミュニケーションを通じて、モノの名前を覚え、言葉の意味を理解し始めます。

具体的にできること

1歳児ができるようになることには、以下のような項目があるといわれています。

  • ひとり歩き
  • スプーンやフォークをもつ
  • つみきを積む
  • なぐり書き
  • 指での意思表示
  • 簡単な言葉を発するなど

たくさんのことが「できなければいけない」と感じるかもしれませんが、これらの項目はあくまでも目安であり、必ずできるようにならなければならない指標ではありません。

覚えておきたいのは、できることを増やす過程では必ず経験を積む必要があります。これは大人も同じです。何かを習得しようとした場合、たとえば楽器の演奏をしてみたいと思ったとしましょう。

まずは楽器の使い方を覚えて、それから上手に演奏できるまで練習をしなければならないでしょう。1歳児はすべてが初めての状態ですので、日常生活での感覚など大人にとっては当たり前のことを養うところから始めます。

経験ができることを増やす

おもちゃで遊ぶ1歳児

1歳児はまず日常生活の動作を自分でやってみて、感覚や身体機能を発達させる必要があります。はじめは、つかむや落とすなど、動作ごとに訓練します。このような経験を積むのに適しているのは、おもちゃを使った遊びです。

食事も段階を踏んで経験値を上げます。食べさせてもらうこと、自ら食べること、道具を使って食べること、というステップがあり、道具が使えるようになるためには、まず手づかみ食べから始めます。

自らの意思で、自らの体を使って食事をとることを覚えたらはじめて、大人がしているように道具を使って食べることに移行します。大人は食事をする時に道具の使い方や噛む様子などを子どもに見せてあげるようにすると、子どもはまねをするようになってやがて自分でできるようになります。

言葉も同様です。0歳児は泣くことで欲求を伝えますが、1歳児は指さしや身振りなどを使った意思表示をするようになります。そうした子どもの意思や環境への反応に、大人が言葉にして返していくことで子どもは単語を獲得します。やがて2単語からなる短い文章「マンマほしい」などで自らの欲求を表現することができるようになります。

これはトイレのトレーニングをはじめたい、という場合にも同じです。大人が排尿の感覚を把握して、オムツが汚れていなければトイレへ誘ってみる、という経験を何度か繰り返して、トイレを知らせることができるようになっていくものです。

このように経験を少しずつ踏んで繰り返していくことが1歳児の成長には欠かせません。では、経験から発達を促すためには、大人は子どもにどのように接していけば良いのでしょうか。

接し方のポイント

1歳児は自分では何もできなかった0歳児のころとはだんだんと違ってきます。何ごとも自分でやってみることが増えていき、自我も芽生えます。そのため自己主張が強くなり、大人のやり方をさせてみようと思っても上手くいかないことが出てくるでしょう。

そこで、なんであれ「自分でしようとする」時には大人は見守ること、サポートすることに徹します。手元や足元がおぼつかないからとすぐに手を出して済ませてしまうのではなく、言葉と動作で伝えながら一緒に行うのがオススメです。子どもに話しかける時は慌てず、子どものペースに合わせて話します。

また、子どもが取り組みやすいような状況を作ってあげるのも効果的です。例えば靴をはく練習では、かかとにリングが付いていると履きやすくなります。大人があらかじめモノに工夫をすることで、子どもも挑戦する意欲がわくでしょう。

1歳児に接するときに大切なことは子どもの気持ちに共感と理解を示すことです。肯定されると子どもは安心し、そこには信頼関係が生まれます。大人は一生懸命に経験を積もうとしている子どもの興味や関心を損なわないように、共感やサポートを中心にコミュニケーションをはかっていきましょう。

まとめ

お母さんと1歳児

1歳児ができることについてご紹介しました。本文で解説したようにある日突然できるようになるということはありません。大人には小さなことと思えてしまうような動作のひとつひとつを重ねながら、やがて複合的な行動ができるようになるのです。

大人にできることは子どもがしていることに共感すること、経験の積み重ねを促しサポートすることです。ただし動作や行動を習得するスピードには個人差があるものです。いつかはできるようになるという大らかな気持ちで、温かく見守りましょう。

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