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ONE ROOF ALLIANCE ワンルーフアライアンス

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ONE ROOF ALLIANCE ワンルーフアライアンス
都内21の認可保育園と認定こども園を運営する「社会福祉法人東京児童協会」と、企業主導型保育園や学童保育の運営、海外への保育事業を展開する「株式会社ONE ROOF」が主体となり、新しい子育て社会を実現していくネットワークです。

1歳児は身体能力が目覚ましく発達し、自発的な働きかけも増えていく段階です。興味や関心も増していく時期なので、身近な大人は「教育」が気になるところかもしれません。そこで今回は1歳児の教育の意味と、しておきたい経験や注意点についてご紹介します。

1歳児の教育とは

教え育むことを広く「教育」といいます。これは知識や技術を授けることにとどまらず、心と身体の両方に働きかけるという意味もあります。1歳児の場合には経験することの多くが「初めて」なので、身体能力や好奇心を育てることはなんでも「教育」です。

例えば、大人にとって教育と遊びは一般的には結びつきにくいかもしれませんが、1歳児にとっては「遊び」も「教育」。あらゆる経験が少ない1歳児は、まず「遊び」を通じてさまざまな能力を伸ばす必要があります。

そうして遊びを通じて身体能力が向上すれば、日常生活に必要な食事や排せつなども、自立を促していく段階にスムーズに移行できるものです。

ここでの遊びは、自らおもちゃを取り出して遊んでみたり、友達と遊びに繰り出したりといった段階にはありません。身近な大人が遊ぶ環境を整える、おもちゃでの遊び方を教えるといったことが必要です。

そして大人が子どもの行動や意思に反応し話しかけてくれることにより、安心感をもって健やかに過ごすことができます。この信頼関係を築く過程も1歳児の教育といえます。

このように1歳児は遊びを含め、経験することは何でも教育になります。それでは具体的にどのような経験をさせるとよいのでしょうか。

しておきたい経験

遊ぶ子どもと家族
すでにご説明した通り、1歳児の教育は身近な大人が誘導する必要があります。具体的にどのような経験(教育)を、どのような目的でさせてあげればよいのでしょうか。

まず、歩くようになる1歳児では、全身の動きを安定させ、コントロールする能力を身につけていく段階です。こうした教育には、散歩をして自然に触れる、おもちゃを引っ張って歩く、ダンスなど身体を動かして遊ぶなどをするとよいでしょう。

また日常生活には手指がしっかりと使える必要があります。例えば、衣服の着脱については持ち上げる、通す、引き上げる、ボタンをはめるなど、すべて手指を使わなければ行えません。

こうした動きのひとつひとつの動作は遊びで学ぶことができます。1歳児であれば、輪投げを重ねる、積み木を積み上げるなど、おもちゃを使って、持ち上げる、通すといった単純な動きの習得から始めるとよいでしょう。

具体的なおすすめのおもちゃは下記のページも参考にしてください。
1歳の時期におすすめのおもちゃとは?遊びが子どもの成長を促す

なお、こうした遊びに取り組む際に重要なことは、大人が遊び方を示し、声掛けをすることです。特に初めて与えるおもちゃについては、扱い方を見せてあげることで子どもは何をすればいいのか学びます。

そしてモノの名前を声に出して伝えることは、この年齢から発達がみられる発話の豊かさにつながります。

それから他の子どもと遊ぶ経験も重要です。1歳児は自分と他人の境界線がありません。自分と同じくらいの子どもとの遊びを通じて、共有したり、我慢をしたりという経験が他者の存在を気づかせてくれます。(ただし、この段階では「気がついた」ということが大切であり、関わり方は段階的に学んでいけばよいことです。)

遊ぶ子ども達

そうして各種機能が発達して、自ら働きかけることが増えてくれば、食事や排せつなどにも自発的な姿勢を促していくことができるでしょう。

ただし、子どもの発達状況と意思に応じて進めていくことが重要ですので、様子を見ながら取り組む必要があります。食べ物をつかんで感触を知ることや、排せつのタイミングを何らかの方法で知らせるなど、少しずつ段階を踏んで進めましょう。

このように1歳児は遊びや身近な大人とのコミュニケーション、他の子どもとのふれあいなどを経験していくことで心身ともに発達します。それでは1歳児の教育について、大人はどのような点に気を付けるべきなのでしょうか。

注意点

最も重要なことは子どもの体調を把握しておくことです。身体が未発達の1歳児は感染症など病気にかかりやすいもの。子どもの体調がすぐれないときは、しっかりと休んで回復することを優先しましょう。

また1歳児は歩行が著しく発達する時期で、予測不能の行動も増えていきます。生活や遊ぶ環境などには十分配慮しなければなりません。

そして、子どもの発達はそれぞれに異なります。大切なことは子どもの興味関心を育むことです。大人はこれに応え、楽しい雰囲気づくりに努めるようにしましょう。

子ども同士の遊びでは喧嘩(けんか)をすることもありますが、1歳児の自己主張は自我の目覚めです。すでに解説しましたが、他者の存在に気が付くこと自体が大きな一歩ですから、落ち着いて温かくサポートしましょう。

まとめ

1歳児では経験すること全般が教育であるということをご紹介しました。教育というと知識や技術を習得することと捉えがちですが、1歳児にとっては遊びや周囲とのコミュニケーションを重ねることが教育です。

大人は子どもの体調や安全面に十分配慮しつつ、発達に応じた遊びのサポートやコミュニケーションの相手をしていきましょう。身体能力や好奇心が高まっていけば、次の段階の教育もスムーズになりますよ。

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