食事をする女児

ONE ROOF ALLIANCE ワンルーフアライアンス

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都内21の認可保育園と認定こども園を運営する「社会福祉法人東京児童協会」と、企業主導型保育園や学童保育の運営、海外への保育事業を展開する「株式会社ONE ROOF」が主体となり、新しい子育て社会を実現していくネットワークです。

新しい食べ物に触れる機会が多い乳幼児期は、食べ物アレルギーを発症しやすい時期です。この記事では、子どもの食べ物アレルギーについて、症状、検査、食生活まで徹底解説します。

「子どもの食べ物アレルギーは治るの?」「食べ物アレルギーの場合、食事はどのようにしたらいい?」という疑問にもお答えします。

子どもの食べ物アレルギーについて

たまご
子どもは新しい食べ物に触れる機会が多いので、アレルギーを発症しやすいです。子どもの食べ物アレルギーで起こる症状と、原因になりやすい食べ物について解説します。

アレルギー反応とは

私たちの体には、体内に侵入した異物を排除する免疫システムが備わっており、アレルギー反応はその一種です。異物を排除するのは正常な免疫反応ですが、その際に自身の体まで傷つけてしまう場合をアレルギーと呼びます。

アレルギー反応の症状は、異物と認識された物質(アレルゲン)が、体内で作られたIgE抗体というタンパク質と結合して引き起こされます。アレルゲンには特定の食べ物、花粉、ハウスダストなどが挙げられます。

子どもの食べ物アレルギー

子どもの食べ物アレルギーの多くは、症状が比較的早く現れる「即時型アレルギー」に分類されます。即時型アレルギーでは、原因となる食べ物を食べてから2時間以内(多くは30分以内)に体に症状が現れます。

成人になるにつれ、アレルゲンとなる食べ物に対する耐性を獲得し、食べ物アレルギーは治ることが多いです。

なお、食べ物アレルギーは、乳糖不耐症(乳糖を分解する酵素であるラクターゼの欠損による起こる諸症状)など、食べ物の不耐症とは区別されます。

食べ物アレルギーの症状

食べ物アレルギーでは、以下のようなさまざまな症状が現れます。人によって症状は異なり、重症例ではアナフィラキシーを起こし、命に危険が及ぶ場合もあります。

皮膚・粘膜:赤み、かゆみ、湿疹、むくみ、喉のかゆみや違和感
消化器:腹痛、吐き気、嘔吐、下痢
呼吸器:咳、声がれ、息苦しさ
アナフィラキシー:意識消失、血圧低下

アレルゲンとなりやすい食品

5大アレルゲンには卵、牛乳、小麦、落花生、そばの5品目が挙げられます。このほかに、原材料のアレルギー表示が義務づけられているものが20品目あります。

子どもが食べ物アレルギーを起こしやすいのは、卵、牛乳、小麦です。また、落花生、そばはアナフィラキシー性が強い食べ物なので、注意が必要です。

食べ物アレルギーが疑われる場合の対処法

診断を受ける子ども
続いて、子どもに食べ物アレルギーが疑われる場合の対処法を紹介します。

食べ物アレルギーに気づくポイント

食べ物アレルギーが疑われる場合は、以下の点を記録しておくとよいでしょう。病院を受診した際に、食べ物アレルギーかどうかを判断する手がかりとなります。

  • 何を、どれだけ食べたかどれだけ食べたか
  • 食べてから発症するまでどれくらい時間がかかったか
  • どのような症状が現れたか
  • 症状はどれくらい持続したか
  • 特定の食べ物を食べたときに同じ症状が出るか

食べ物アレルギーは何科を受診すればよい?

食べ物アレルギーは、問診やアレルギー検査の結果などから総合的に診断されます。詳しいアレルギー検査をするのであれば、専門医がいるアレルギー科で診てもらうのがよいでしょう。

小児科・皮膚科・内科などでは、アレルギー科を併設しているところもあります。近隣の病院やクリニックのホームページを確認してみてください。

食べ物アレルギーの検査

食べ物アレルギーの検査では、血液検査をしてアレルゲンに対するIgE抗体の量を測定したり、皮膚の反応性を見たりします。これだけで診断できない場合は、原因と考えられる食べ物を食べて症状が現れるかどうかを見る「食物経口負荷試験」が実施されることもあります。

なお、子どもは成長するにつれ、アレルゲンを食べても問題ない量(許容量)が増えていくことが多いです。食べ物アレルギーと診断された場合でも、1年に1回程度は病院を受診して食物経口負荷試験を受け、許容量を増やしていきます。

子どもが食べ物アレルギーだったら

もし子どもが食べ物アレルギーだったら、毎日の食事では以下の点に注意しましょう。

食生活からアレルゲンを最小限除去する

食べ物アレルギーに治療薬はなく、原因となる食べ物を避ける食生活が必要です。アナフィラキシーの場合は完全にアレルゲンを除去しますが、そうでない場合は、必要最小限にとどめるという心がけが大切です。

例えば、牛乳アレルギーであればアレルギー用ミルクでカルシウムを補給するなど、医師の指導に従い、栄養面にも配慮しましょう。

過敏になって何でもかんでも避けるのではなく、栄養面にも注意を払いつつ、子どもが楽しい食生活を送れるようにすることが重要です。

毎日の食事で気をつけること

同じものを食べ続けていると、それに対する抗体が作られアレルギーを誘発する可能性があります。食べ物アレルギーの予防・悪化の抑制のためにも、変化に富んだ食生活を意識するようにしましょう。

また、紅花油、穀物油、肉類の油など、加熱後に冷えて固まる性質がある油は、アレルギーを悪化させる可能性があります。

食べ物アレルギーがある場合は、このような油の過度な摂取は控え、代わりにオリーブオイル、魚類の油、エゴマ油などを摂取するようにしましょう。

これらの油は、過剰な抗体の産生や体内の炎症反応を抑制して、アレルギーの発症を予防・軽減する作用があります。

まとめ

幼少期は新しい食べ物に触れる機会が多いため、食べ物アレルギーを発症しやすい時期です。子どもに食べ物アレルギーが疑われる場合は、適切な診察を受け、原因となる食べ物を最小限除去するようにします。

栄養面に配慮しつつ、子どもが楽しい食生活を送れるように心がけましょう。

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