笑顔の二歳児

運動能力が高まり、自我も育ってくる2歳児。それまでとは様子が変わって、なんでも自分でやりたい意思を持つ時期です。

そこで身近な大人はどのように育児を進めて、子どもに接すればよいのか解説します。

2歳児の発達と育児

2歳児は身体とこころの両方が大きく発達する時期です。まず基本的な運動能力が伸びていきます。歩けるようになることで活動範囲が広がり、指先の器用さも備わっていくので、さまざまな遊びに挑戦させましょう。

具体的には下記の記事を参考にしてください

2歳児の遊びとは?身体能力や社会性が身につくチャンス!

広範囲に動き回ることや周囲との関わりあいの中で新たな発見が増える時期でもあります。

こうした未知との遭遇においては、知的興味や関心も高まります。「どうして」「なんで」という疑問を率直に身近な大人に投げかけてきますので、親切に応えるようにしましょう。

同じような質問の繰り返しの場合もありますが、丁寧に応答することで言葉の習得や認識力の向上に役立ちます。根気よく向き合いましょう。

自我が確立される段階にある2歳児は、自分でやりたいことがたくさんあります。そして、ある程度の予測や意図、期待をもって、やりたいことに取り組んでいるものです。できたことについては、認めてほめてあげましょう。

2歳児は基本的な身体能力が備わっており、何ごとにも意欲が旺盛な時期です。育児においては、経験を豊かに積めるようにしたいもの。ここからは具体的に経験させたい項目についてご紹介します。

生活習慣で経験したいこと

野外で母親と遊ぶ男児
1歳児のころまでは、食事や着替え、排せつなど身の回りのことは大人の介助を必要としていました。こうした日常生活の習慣を自分でこなすには身体能力の経験も不足していたためです。

しかし2歳児になると、各種の基本的な能力が向上していますから、次第に自分でできることが増えていきます。

生活習慣について、身に着けておきたいことは、清潔や安全の習慣です。食事の前には手を洗う、食事の後には歯磨きをしてもらう、など自分の身を守る上でも重要な習慣が身に着くように促します。

食事に関しては、自ら食べる練習の過程にありますが、意欲をもって食べることを重視します。道具を使えるようになることも重要ですが、常に楽しく食べることは念頭におきます。

また、えり好みせずに食べられるようになるためには、種類豊富な食材や食文化にふれる経験をたくさんしましょう。
詳しくは下記も参考にしてください
2歳児の食事とは?一生の基礎になる食事習慣を育もう

衣服の着脱もこの時期から経験していきたいことです。手や足を穴に通すことや手先の器用さが備わってくればボタンをかけることもできるようになります。初めのうちは、おもちゃなどを使って繰り返し練習すると楽しく身に着けられるでしょう。

自分の意思や状態を簡単な言葉や身振りで伝えることができるようになるのも2歳のころです。排せつの必要なタイミングも、大人が声かけをしていくと段々と気づいて知らせるようになります。

このように2歳児の育児では、身の回りのことができるように経験させることを意識したいものです。そして生活習慣のできることを伸ばすためには、平行して遊びで経験を豊かにしていくことも重要です。

遊びで経験したいこと

子どもにとっての遊びは、そのものが学びの機会です。2歳児は歩き回ることができるようになってくるので、屋外の遊具や自然に触れられる野外に繰り出して身体をたくさん動かしましょう。走り回ったり、遊具につかまったりすることにより、腕や足の筋肉がさらに発達します。

また、身体のバランス感覚を養うことにもなるでしょう。散歩や野外活動で自然に触れる機会では、屋内や園庭などにはない新たな発見が満載です。新しい出会いをぐんぐん吸収する意欲と好奇心のある時期ですので、積極的に繰り出して興味関心を育みましょう。

ままごとなどの見立て遊びや探究活動おいては、大人との言葉のやり取りも楽しみます。子どもは2語文や3語文を使って話しかけます。

これに大人が応えることにより、より複雑な文章構成や新しい言葉を習得していくものです。子どもにもわかりやすい言葉で、丁寧に受け答えするようにしましょう。

このように育児には、体力をつけさせつつ、興味関心が深まるような遊びを積極的に取り入れましょう。それでは自発性が増していく2歳児の育児において大人はどのように接するべきでしょうか。

大人の接し方

夕陽を背景に子どもを抱く母親
活発に動き回り、自発性を見せる2歳児に大人はどのように接しながら育児をするとよいのでしょうか。まず大人は保護者としてしっかりと観察をしましょう。

2歳児は目の前で起こっていることや取り組んでいることについて一生懸命です。周りのことはもとより、自分の状態にも気がつかずに没頭することがあります。

集中が続くと疲れやすく、ストレスになることもあります。大人は適度に休息の機会を与え、緊張が緩和される時間を持てるように促しましょう。

そして、何ごとも自分でできると信じている2歳児に、過度の干渉は必要がありません。身近な大人ができることを認めてくれることを、とても誇らしく思っています。初めて挑戦することを見守るときには、はらはらと落ち着かない思いをするかもしれません。

しかし、子どもの意欲を尊重し、そっと見守り、できたときにはとにかくほめることが子どもの自立を促します。

ただし、そうはいっても2歳児です。甘えたいときもあります。自分のことは自分でする、という大人のルールではなく、子どもの目線に立ってやる気や意欲、健康状態などを加味しながら必要な手助けをしましょう。

重要なことは、強制も突き放すこともせずに、いつでも助けてあげられる距離を保ちながら見守る姿勢です。

まとめ

2歳児は自立の時です。自分でやりたいという意欲と身体能力が伴ってくる時期です。

育児においては、身の回りのことができるようになるためのサポートや幅広い遊びへの挑戦を試みましょう。

その際には、身近な大人は子どもの意思を尊重して、自立を認めるように心がけてくださいね。

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