おもちゃで遊ぶ子ども

身体を動かす基本的な能力が身についてくる2歳児。おもちゃは日常生活や社会生活に必要な能力を向上させるために役立ちます。2歳児の特徴とオススメのおもちゃについて概要や楽しみ方、注意点をご紹介します。

2歳児にとっておもちゃとは?

パズルで遊ぶ子ども
2歳児になると次第に、日常や社会生活に必要な能力を身につける準備が整ってきます。

おもちゃについても、日常の複雑な動作を練習できるもの(生活力)、想像してあるべき形を作るもの(想像力)、決められた枠の中に収めるもの(秩序やルール)など、遊びながら生活にまつわる能力を習得するのに役立つものを与えるとよいでしょう。

おもちゃを使えば、楽しみながらできることが増えていくので遊ぶ意欲も増します。どのようなおもちゃがこうした能力を伸ばすのに適しているのか、具体的にご紹介します。

生活力を身につける

2歳児にとっては身近にあるものがおもちゃになります。例えば、はしやスプーンを利用しておままごとをするうちに食事の道具を使う方法を覚えます。身近な道具をどのように使うと効果的なおもちゃになるのかご紹介します。

  • ぼたんはめ:身近なものをかたどったフェルトの上で、ボタンをはめるおもちゃです。フェルトは柔らかく、適度に厚みがあるので、このおもちゃに最適の素材です。ボタンは大き目のものを用意すると、子どもはボタンをつかみやすくなります。遊び方としては、大人はボタンの半分を入れておいて、残りの半分を通すことを見せてあげましょう。全てがはまったら外すところまでを一連の遊びとしましょう。
  • 洗濯ばさみつまみ:洗濯ばさみとはさむ位置を記した台紙のおもちゃです。台紙は洗濯ばさみをたてがみに見立てたライオンなどにすると子どもは喜ぶでしょう。親指、人差し指、中指を上手に利用して台紙にはさむことができたら、全てをつけ終わった時に何の動物に見えるか、などと声をかけるとやる気を引き出せます。洗濯ばさみは投げるなど。他の用途で使わないように注意してください。
  • 一回切り(はさみ):線を引いた画用紙と適切な入れ物に入ったはさみを利用します。直線に沿って切り取る遊びを通じて、集中力やはさみの使い方を学びます。はさみが使い方によっては危険なものになることも含め、ケースに入れて持ち運ぶことや持ち方についても教えましょう。
  • くるりんぱ(靴下):靴下を裏返すあそびで、手指を使う動作が向上します。普通の靴下ではなく、裏返した際に動物に見えるなどの工夫がされていると子どもは楽しんで遊べるでしょう。大人にとっては当たり前の、両端を持って間口を広げて裏返すという動作は子どもには初めてです。はじめのうちはお手本を見せて徐々にできるようになりましょう。使い終わったらカゴに戻すなど、片付けまで促します。

このように、身近なものをおもちゃとして扱うことで、楽しみながら日常生活の能力を向上させることができます。次は想像力が身につくおもちゃについてご紹介します。

想像力を身につける

お絵かきする子ども
はじめての出来事に遭遇した時、人は類似の事例を元に想像力を働かせる必要があります。あるべき姿を思い描いて形にする遊びを通じて2歳児の想像力を育みましょう。

  • 組み合わせブロック:絵柄のついた等分されたブロックのおもちゃです。正しく組み合わせて何の絵が描かれているのか分かるように遊びます。はじめのうちは大人が手本を見せたり、助言をしたりするとよいでしょう。
  • 福笑い:顔の輪郭と目鼻口などのパーツ一式のおもちゃです。2歳児が遊ぶ際には目隠しはせず、どこにくるのかな?などと声掛けをしながら正しくパーツを当てはめられるように手助けします。福笑いは子どもに馴染(なじ)みやすいキャラクターなどを利用して作ると積極的に取り組んでくれるでしょう。
  • パズル:一枚の絵をピースに切り分けたおもちゃです。2歳児が飽きない程度のピース数から始めてみましょう。途中であきらめないように、仕上がり図やパズルの形を見ながら当てはめることを教えましょう。遂行力を高め、パズルの紛失を防ぐためにも、最後まで完成させるように導きます。

想像力が養われると、類推して物ごとを習得できるようになります。学習のスピードが上がる効果もあるので取り組んでみてくださいね。次に社会生活に必要な秩序やマナーを身につけるおもちゃについてご紹介します。

秩序やルール身につける

興味関心をひたすら追求するだけではなく、制約について知ることも社会生活においては重要です。決められた秩序やルールがあるおもちゃを使って社会性も身につけましょう。

  • シール貼:シールとシールの形をした図形を含む絵を用意します。図形からはみ出さないようにシールを張り付けることで集中力と秩序感が育まれます。シールはゴミ入れカップと一緒に持ち歩き、後片付けまで完了するように伝えます。
  • 塗り絵:単色のアウトラインが引かれた図柄と色鉛筆やクレヨンから成るおもちゃです。アウトラインからはみ出さないように色を塗るように伝え、完成した絵の出来栄えから秩序を守ることの心地よさを経験させます。最後まで塗りきって終わるように伝えましょう。

言葉では伝えることが難しい秩序やルールといった概念も、おもちゃを利用すると伝わりやすくなります。枠に収まって、美しい仕上がりになると気持ちがいいという経験がルールに従うことの必要性を教えてくれるのです。

まとめ

2歳児にとってのおもちゃの役割と、オススメのおもちゃをご紹介しました。興味や関心をただ追及するだけではなく、おもちゃを利用して日常生活や社会生活に役立てるという目的があるとよいでしょう。

おもちゃの良いところは複雑な行為や秩序など言葉で伝えることが難しい項目について興味を持って楽しく学べるところです。大人は工夫を施しておもちゃによる学習の効果を高めていきましょう。

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