泣く2歳児

2歳児は自立心が芽生え、身の回りのことを「自分でしたい、できる」という成長がみられるようになります。

ただし、大人と同じようにというわけにはいきません。そこで2歳児の成長を促す3つの生活習慣への取り組みについて、大人の接し方を含めてご紹介します。

2歳児の成長

2歳児は基本的な運動能力や指先の機能が発達し、体内の器官も大きくなっていきます。また1歳児のころと大きく違うのは、自ら取り組むという意思が現れることです。そして意思や欲求を言葉で伝えられるようにもなります。

身の回りのことを自分でしようという意欲と身体的な能力が伴ってくると、日常生活に必要な習慣に取り組む成長も見られます。

しかし一方で、能力が追いついていない部分もあり、できないことへの戸惑いや嫌悪が原因でかんしゃくを起こすこともあります。

初めてのことが上手くいかないのは当たり前のことですので、身近な大人は生活習慣を身につける成長の過程において温かくサポートする必要があります。

実際にどのような生活習慣に取り組み、成長を促せばよいのか3つの項目を挙げて解説します。

衣服の着脱

靴を履こうとする女児
着替えにはたくさんの動作が含まれます。例えば、袖を通す、頭を入れる、ボタンをはめる・外す、など手指や体全体を動かさなければなりません。こうした動作を繰り返すことは、2歳児の身体の成長にとても役立ちます。

2歳児は「自分でする」というやる気に満ちていますから、大人はどのように着るのかお手本を見せる、手を添える程度のサポートが好ましいでしょう。

ただし、2歳児の段階では洋服の前とうしろ、通すべき穴などを理解している段階ではありません。そのため自分で着脱がしやすい洋服がおすすめです。

子どもは達成感をあじわいやすくなるので、上達も早くなるでしょう。
自立心の一方、思うようにいかないとかんしゃくを起こしがちな時期でもあります。難しいボタンの留めはずしやファスナーの上げ下ろしは、おもちゃを使った遊びを通して練習するとよいでしょう。

おもちゃについては下記を参照ください
2歳の時期にオススメのおもちゃとは?生活に必要な能力をはぐくもう

またやる気を引き出すという点では、衣服の収納についても工夫をしたいところです。子どもが衣服の場所を探しやすく、また取り出しやすい状態にしておきましょう。

着替えは時に根気がいりますので、調子が悪い時や甘えている時などは無理をさせず手伝います。意欲を引き出すサポートを意識するとよいでしょう。次は気になるパンツトレーニングについて解説します。

パンツトレーニング

2歳児は身体の発達と自立心から、排泄についても成長がみられるようになります。体内の各種器官が大きくなるので、排泄物をためておくことも多少できるようになるのです。

排泄をコントロールできるようになるためには段階を踏む必要があります。当初は大人がタイミングを計って、必要と思われるタイミングで子どもをトイレに誘います。

パンツトレーニングは布パンツに移行するためのトレーニングではなく、失敗してしまったとしても責めることはありません。漏らしてしまったとしても、気持ちがわるいという感覚が育っていけば、子どもは自ら排泄を知り、身近な大人に伝えられるようにもなっていくでしょう。

2歳児の全般にいえることですが、成長には個人差があります。特に身体の器官の発達とも関わり合いのあるパンツトレーニングは、早く始めたからといって自立のタイミングの時期に大きな差はないことが脳科学においてもわかっています。

ほかの子どもとの関わり合いも多くなる時期なので、早く自分でできるようになってほしいという気持ちもわかります。しかし、焦ってしまい子どものやる気を損なわないように、発達の状況を見ながらじっくりと取り組みましょう。

それでは最後に箸のトレーニングについて解説します。

箸のトレーニング

箸トレーニング中の男児
遊びや生活を通じて指先の器用さが備わってくると、食事の道具にも成長がみられるようになります。スプーンを正しく持ってこぼさずに食べられるようになれば、箸を使う練習を始められる時期です。

箸はつかむものによっては大人も苦戦する難しい道具です。スプーンに比べると指先の動きも複雑ですので、まずは身近な大人が使っているところを子どもに見せることから始めましょう。

2歳児は模倣を好む傾向があるので、まずは手にもって興味を持たせます。道具が上手く使えないとかんしゃくを起こしやすい傾向もありますから、箸は滑らない、握りやすい形状のものを選んで与えるようにしましょう。

はじめのうちは箸を正しく持てないことや食べ物を落とすこともありますが、温かく見守って根気よく続けましょう。

食事ではストレスがかかると、食べ物の好みにも影響を及ぼす可能性もありますので十分に配慮をします。食事の方法に十分な発達が見られ、子どもが意欲的に取り組む環境とタイミングを見極めましょう。

まとめ

2歳児の成長について、特に生活習慣に焦点を当ててご紹介しました。いずれの場合も、心と身体の成長が伴えば、積極的に取り組みたい項目です。

ただし、成長には個人差があり、意欲を発揮する時期もまちまちです。また、失敗をとがめることや無理に進めることは子どもの成長になりません。

大切なことは子どもが意欲を感じられるように環境を整えて、工夫をすることです。

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