泣いている子どもと頭を抱える母親

ONE ROOF ALLIANCE ワンルーフアライアンス

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ONE ROOF ALLIANCE ワンルーフアライアンス
都内21の認可保育園と認定こども園を運営する「社会福祉法人東京児童協会」と、企業主導型保育園や学童保育の運営、海外への保育事業を展開する「株式会社ONE ROOF」が主体となり、新しい子育て社会を実現していくネットワークです。

2歳児は活動範囲が広がって、自己主張をはじめます。身近な大人は育て方に悩む場面も出てくるかもしれません。

そこで今回は2歳児の発達の特徴にあわせた大人の接し方と、多くの子育て世代が悩むイヤイヤ期の乗り越え方について解説します。

2歳児の特徴

2歳児は身体の機能が発達して、活動範囲が広がります。特に大人の手を借りずに歩けるようになるので、興味関心に任せてあちらこちらに動き回るようになるものです。

そして指先の器用さも増します。身の回りのことをはじめとして自分でできることが増えていきます。さらに言葉の面でも発達が見られ、2つ3つの単語をつなげた2語文や3語文を話し始めるのです。

こうした機能の発達に加えて、2歳児は自我が芽生えます。それまでは他人と自分の区別もありませんでしたが、自分を意識することで、わたしは何がしたい、といった意思もはっきりと現れるようになります。

身体機能の向上や言葉の発達も伴って、自分を主張する場面が多くなるのが特徴です。何ごとも自分でしたい2歳児ですが、身近な大人にしてみれば、まだ頼りなく、接し方に悩まされるかもしれません。

大人の接し方

泣いている女児
2歳児が他者とは違う自分を意識することは成長の証です。身近にいる大人にも「自分」を認めてほしいというという思いが募ります。大人が見守ってくれて、できたことをしっかりとほめてくれると意欲が高まります。

どんなに小さなことであっても、まずはほめて自信をつけさせましょう。

一方、できないことがあって不機嫌になることもしばしばですが「できるようになる」「大丈夫」などと肯定的な言葉をかけて、安心をさせてあげます。

そうすることで「次はがんばろう」という前向きな気持ちになります。失敗もありますが、できるようになる過程ですから心配のし過ぎや責める必要はありません。温かく見守りましょう。

また他の子どもと接する機会も増えていきますが、2歳児は円滑なコミュニケーションの練習を始めたばかりです。ほかの子どもと、おもちゃの取り合いなどけんかになることもあります。

こうした場合には、大人が仲立ちをしましょう。まずは本人の行動を受け止めて、それからどのようにすればよいのかを教えます。

まだまだ経験が足りない2歳児は、一度でコミュニケーションの方法を理解するわけではありません。遊びを繰り返しながら、他者との関わり合いや配慮を身につけていくものです。大人は適切に対応をして、コミュニケーションを促しましょう。

また2歳児は、目の前にある興味関心に集中をしているものです。周囲で起きていることや、安全への配慮はできません。身近な大人は、安全に楽しく過ごせる環境を整えましょう。

子どもの育ち始めた自我を尊重して、適切なサポートを与えることが大人の接し方には求められます。それでは、2歳児の育て方において悩むことの多いイヤイヤ期についてはどのように対処すべきなのでしょうか。

イヤイヤ期は独立期

自我の成長が目覚しい2歳児は、なんでも自分でやりたい年頃です。それまでは欲求が満たされていればだいたいは機嫌よく過ごせていたものですが、自分の意思で行動を決めるので2歳児は大人の思う通りにはいきません。

提案に対して「イヤ」を繰り返す特徴があるためイヤイヤ期と呼ばれています。

子ども自身も「自分がしたいこととは違う」ことはわかっていますが、代わりにどうしたらいいのか、何がほしいのかを上手く伝えられないジレンマに苦しんでいます。こうした状況が第一次反抗期にあたります。

反抗期というとネガティブにとらえられがちですが、子どもが自分でやりたいこと、好きなことを見つける第一歩と考えてみましょう。自立心は身の回りのことを自分でできるようになる過程において、とても重要です。

ですからその気持ちを身近な大人はしっかりと受け止めましょう。子どもの要求を受け入れてあげられないときも、まずは「~したかったんだね」と理解を示すと、気持ちを共有できたという安心につながります。

また子どもが「イヤ」とは答えられないような提案の形をとる工夫をしてみましょう。「~しよう」では子どもはイエスかノーのどちらかしか応えられません。そこで「AとBのどっちにする?」という選択肢に変えてみましょう。

子ども自身が選ぶことでスムーズなやり取りができるようになります。

そうはいっても、提案した選択肢が気に入らない場合もあります。一緒に悩みながら感情を共有するようにしていきましょう。時にはわがままを受け入れているような気分になり、しつけにならないと感じることもあるかもしれません。

しかし、子どもも思い通りに行かず何かしら我慢をしているものです。与えられる選択肢の中で、やりたい気持ちを尊重しながら育てましょう。

イヤイヤ期はいつか終わりを迎えるもの。大人のペースに合わせようとするのではなく、子どもの意思や自ら選ぶやり方に変えてみましょう。

まとめ

抱っこされ嬉しがる男児
2歳児の育て方について、身体能力や自我の芽生えによるイヤイヤ期への大人の接し方をご紹介しました。

自発的な行動や反抗するような言動が少なかった時期からすると、大人は戸惑い悩むかもしれません。

しかし2歳児が自己主張をすることは正常な成長の過程であり、身の回りのことを自発的にはじめる上でも重要な機会です。

身近な大人はイヤイヤ期を子どもの独立期と捉えて、温かくサポートをしましょう。

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