食事をする子ども

しっかり食べて、しっかり遊ぶ2歳児。離乳食を卒業してからは、食事の習慣を身につけていく時期です。決まった時間にしっかり食べる、好き嫌いがあまりないように食に広く興味を持たせるなど、さまざまなポイントがあります。

そこで今回は2歳児の食事やマナー、大人が整備したい食事の環境をご紹介します。

2歳児の食事

人間は「睡眠、食事、遊び」といった活動にメリハリが出てくる幼児期に、食事のリズムの基礎を作ります。「おなかがすく」という感覚は、十分に遊ぶ、食事を規則的に取るという生活環境があって育まれるものだからです。

2歳児はこの感覚を繰り返し体験することで、生活リズムを整えていきます。そして食事の内容は、バランスの取れた食材を与えることはもちろん、食品の種類や量、大きさや固さには十分配慮しましょう。

大人ほどのかむ力や飲み込む力はまだありませんし、それぞれの子どもの成長によっても発達は異なるものです。

また、幼児期になると食べ物の好き嫌いが強く出ることがありますが、単に食べ慣れないという可能性もあります。旺盛な好奇心を活かして、多様な食材や料理への興味や関心を促しましょう。

具体的には調理をする、収穫体験をするなど食にまつわる体験をするとよいでしょう。さらに食育という観点からも、買い物や食事の場面、遊びや本を読む場面など、子どもと一緒に食べ物や身体のことを話題にする機会をもちましょう。

子ども自身が見る、さわる、食べるという行為から得た情報を発信することで、食への興味はさらに深まるでしょう。
このように、「活動をして食べる」という繰り返しで食事のリズムを整え、食への関心を広げることが2歳児には必要です。それでは食事のマナーについてはどうでしょうか。

食事のマナー

ご飯を食べようとする子ども
食事が習慣化した2歳児は、食事のマナーを身につける時期でもあります。食べることへの意欲を優先して楽しく食べる段階から、秩序やルールも意識して食事をする段階へと移行していきましょう。

具体的に身につけたい食事のマナーとは、

  • 食事の挨拶(あいさつ)
  • 道具(スプーン、フォークなど)の使用方法

おもちゃも活用するとよいため下記のページも参考にしてください。
1歳児の教育とは?周囲とのコミュニケーションや遊ぶこと全般!

  • 「もっとほしい、もういらない」などの意思表示
  • こぼさない、床に落ちたものを食べない
  • 正しい姿勢で食べること、遊び食べをしない、等

こうしたマナーをどのようにして学ぶのかといえば、大人や友達と一緒に食事をしながら学びます。大人が食事の前後に「いただきます」「ごちそうさま」を繰り返していれば、子どもは自然とまねをするようになります。

道具の使い方は、持ち方や運び方が分かるまでやって見せるとよいでしょう。大人であっても初めての食べ物に遭遇すれば、周りの人を確認して道具の使い方を観察しますよね。2歳児も同じです。

習得に少し時間はかかりますがいつかは出来るようになるものです。また自分が食べられる適切な量が分かってくれば、食べられる量を意思表示できるようにもなるでしょう。

「机といすを平行にして、食べることに集中する」といった行儀については、食べることへの意欲や関心が十分に育った段階で少しずつ理解を促しましょう。

2歳児は「見て、触れて、口にして」食事のマナーを学んでいきますので、身近な大人は手本となる振る舞いを心掛けましょう。次に2歳児の食事の環境については、どのような配慮をすべきなのでしょうか。

食事の環境

瓜を持つ子ども達
自分で道具を使って食べられるようになる2歳児ですが、食事の環境には大人が配慮しましょう。安全に食事ができる環境は最も重要です。

子どもは大人に比べると細菌に弱いもの。食中毒にかかるとトラウマで、その食べ物が食べられなくなることもあります。

そのため食事の器は細菌の繁殖が少ない陶器が好ましいでしょう。そして安全に食事をするための手洗いうがいなどの清潔を保つための習慣を促しましょう。

また、家族や友達と一緒に食事をする楽しみも覚えていく時期です。食事の場を通じて信頼関係が構築されることもあるため、家族はもちろんのこと集団での食事の機会は積極的に設けましょう。家族以外の仲間との食事を通じて、みんなで食べるときに守るべきルールや秩序に触れられるものです。

そして多様な食文化に触れられる環境を与えることも、食への関心を広げる上で役立ちます。栽培や収穫といった食材が作られる行程に加わってみる、調理の簡単な手伝いをしてもらうなど食に関する体験をさせましょう。

具体的には、サラダの上に調味料をかける、パンの間に具材を挟む、など子どもができる範囲の内容でも十分です。自らが関わった食事であれば、初めて口にするものも挑戦するハードルが下がる場合もあります。

このように小さなことから大きなことまで、食の安全はもちろんのこと食への意欲や好奇心を育てる環境を整えてあげることが大人の役目です。

まとめ

2歳児は幼児食へ移行して、食事の習慣をつくる段階です。この時期は食事のリズムを整える、ごく基本的なマナーを学ぶなど、食事の習慣を培います。

大人は偏りのない食事を与え、食にまつわる体験を豊かにすることで、将来にわたって子どもの食生活が健康的で楽しいものとなるように努めましょう。

また、楽しくもマナーを守る食卓を経験させることで、子どもにマナーを身につけさせていきましょう。

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